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by xMUGIx
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ロマノフ朝

◆1909年

*皇帝一家は08月末から09月末までフランス・イギリス・ドイツに外遊。
09月07日からはクリミアで休養、約4ヶ月首都を留守にする。

*この年のニコライ2世の日記には、ラスプーチンの登場は12回


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ニコライ2世の日記 1909年01月09日

アンナの所へ行き、グリゴリーに会った。とても楽しかった。

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ボグダノヴィチ将軍夫人の日記 1909年02月19日

皇后は重い神経衰弱になっている。
これは彼女とアンナとの異常な友情のせいだという。
ツァールスコエ・セローでは何か良くない事が起っている。


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ニコライ2世の日記 1909年03月13日

グリゴリーが来る。子供達全員と彼に会う。
家族全員で彼の話を聞くのは素晴らしい事だった。


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ニコライ2世の日記 1909年04月11日

お茶の後、思いがけずやってきたグリゴリーとしばらく過ごす。

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ニコライ2世の日記 1909年05月09日

6時から7時半までグリゴリーに会っていた。
夜にも子供部屋で一緒に過ごした。


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ニコライ2世の日記 1909年08月26日

晩、グリゴリーに会って満足した。

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ニコライ2世の日記 1909年08月28日

晩にグリゴリーと長い間話をした。

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■冬、首相ストルイピンはラスプーチンの淫蕩生活についての報告書を皇帝に提出した。
これは皇后の怒りを買い、2年後ストルイピンは暗殺される。


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出版者 ゲオルギー・サゾーノフ

ストルイピンはラスプーチンの追放を皇帝に要求しました。
彼は秘密警察の作成した報告書を持参していました。
そこにはラスプーチンが女達と一緒に公衆浴場に通い、
風紀を乱しているという事も含まれていました。
これに対して皇帝は、
「知っている。彼はそういう場所でも聖書の教えを説いているのだ」と答えました。
そして報告が終わるとストルイピンに出て行くように命じ、
報告書を暖炉に投げ込みました。
こうして私はストルイピンの運命が決せられた事を知ったのです。


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フェリックス・ユスポフ公爵 ラスプーチン暗殺者の一人

私が初めてラスプーチンに会ったのは1909年、ペテルブルクのゴロヴィン家だった。
ゴロヴィン家とはかねてより昵懇の仲だったが、
とりわけ末娘のマリア・ゴロヴィナとは親しかった。
マリアのように純粋で善良な魂の持ち主を、私は他に知らない。
ただ彼女は繊細と言う以上に過敏で、影響されやすく神経質だった。
超常現象にすぐ夢中になる彼女の宗教的感情は、不健全な神秘主義に侵されていた。
とどのつまりあまりに信じやすくナイーブな彼女は、
人間を正確に見分ける事も事柄を客観的に判断する事もできなかったのである。
ラスプーチンの聖性と魂の純粋さを信じ切っており、
彼は神に選ばれし人であり超自然的な存在であると思っていたのだ。
彼女はラスプーチンの汚らわしさを見抜くにはあまりにも初心で、
そのおぞましい行為を直視して判断するにはあまりに純朴だった。
他人がラスプーチンの正体を知らせようとしても容喙の余地はなかった。

私がサロンに通されると、マリアと母親と一緒にお茶のテーブルを囲んでいた。
ラスプーチンはマリアと母親に対してなれなれしく横柄だった。
彼女と母親はこの聖なる【修道士】から片時も眼を離さず、
その言葉を一言半句もききもらすまいと息をひそめていた。
ラスプーチンのでたらめを、
マリアと母親はまるで深い意味でも秘められているようにうっとりと聞き惚れていた。
「あの方の前に出ると世の中の憂いを一切忘れてしまうんですの」と彼女は言った。
「あの人は病んだ魂を清めて癒し、
私達の意志私達の考えと行動を正しく導くためにこの世に遣わされた方ですわ」


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by xMUGIx | 2008-02-09 00:00 | ロシア
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