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by xMUGIx
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ハノーヴァー朝

◆国王ジョージ3世
フレデリック・ルイス皇太子の子
1738-1820 22歳即位 81歳没

*久しぶりのイギリス生まれのイギリス育ちだったジョージは国民に愛された。
先代たちのように愛人を持つこともなく、
妻子を大切にし質素な生活を好んだところも好感を呼んだ。

*彼は10歳でやっと字が読めるようになり、
20歳で字が書けるようになったが子供並の文章だった。

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■妻 シャーロット・オブ・メクレンバーグ=ストレリッツ
←シャルロッテ・フォン・メクレンブルク=シュトレーリッツ
メクレンブルク=シュトレーリッツ公子カール・ルートヴィヒの娘
1744-1818 17歳結婚 74歳没

*この妻も英語はまったく駄目で
結婚式の時の「アイ・ウィル」という返事すら覚えられず
結局本番では「イッヒ・ウィル」という珍妙な返事をした。
不細工で知性に欠けていたが、夫婦仲は良かった。

*夫妻は共にスキャンダル・不倫などに厳しい倫理観を持っており
子供にもそう接したがこの教育は裏目にでる。
(ただし、王妃は夫の目を盗んで情事は楽しんでいた)

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*王は子供たちの非行に悩むことになる。
もともとハノーヴァー家は好色の血統で品行方正なジョージ3世が例外なのである。
王は子供たちのスキャンダルに心を痛めついには発狂してしまった。
現在ではポルフィリン症だったのではないかと言われている。
そしてまた非行に走った子供たちもポルフィリン症だった可能性が高いと言われている。

これは遺伝性の代謝異常で初期は痙攣と関節の激しい痛みと発疹、
さらに白目が黄色くなりろれつが回らなくなり、錯乱状態に陥る。
幻覚症状やヒステリー症状、妄想症、精神分裂症を引き起こすために
精神病と思われることが多い。

日頃は穏やかで清廉潔白なジョージが
女官に襲いかかったり子供たちにも暴力を振るったりした。
片側のヒゲだけ剃って、反対側は剃るなと言ったりした。

ジョージ3世だけでなく、ジョージ1世・ジョージ2世・フレデリック・ルイス皇太子など、
ハノーヴァー王家の人々には何かと奇行が多いのもポルフェリン症の遺伝だと思われる。

ジョージの精神状態は良くなったり悪くなったりしたが
晩年は回復せず、目もほとんど見えず耳もほとんど聞こえなくなり、
紫色の部屋着で長く白いアゴヒゲを生やし部屋に引きこもってハープシコードを弾いた。
そして過去の出来事を大声で語るのみであった。
王妃は彼の姿を見るのも嫌がった。

王子たちは愛人を作って中年になるまで独身貴族を楽しんでいたが
兄のジョージ4世が子供を遺さなかったことから
自分の子供を作って王にすることを狙って慌てて結婚していく。

王女たちは両親から恋愛を厳しく監視されていた。
年寄りの男しか出入りさせず、中年になっても縁談を手配しなかった。
皮肉にも若い男性に接する機会のなかった王女たちは手近な男の手に落ちていく。




●ジョージ4世 
次代国王

●フレデリック 
プロイセン王女フレデリカと結婚

●ウィリアム4世 
次々代国王

●シャーロット 
ヴュルテンベルク王フリードリヒ1世の後妻

●エドワード→娘はヴィクトリア女王 
ザクセン・コーブルク・ゴータ公女ヴィクトリアと結婚

●オーガスタ 
未婚

●エリザベス 
ヘッセン・ホンブルク方伯フリードリヒ6世と結婚

●アーネスト 
メクレンブルク・シュトレーリッツ大公女フリーデリケと結婚

●オーガスタス
ダンモア伯爵の娘オーガスタ・マレーと秘密結婚・離婚、
アラン伯爵の娘/未亡人セシリア・レティシアと秘密再婚 

●アドルファス 
ヘッセン・カッセル・ルンペンハイム方伯の娘オーガスタと結婚

●メアリー 
グロスター公ウィリアム・フレデリックと結婚

●ソフィア 
未婚

●アミーリア 
未婚
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by xMUGIx | 2005-02-15 00:00 | イギリス
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