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by xMUGIx
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ハノーヴァー朝

■父 ハノーファー選帝侯エルンスト・アウグスト
1629-1698 50歳相続 69歳没

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★長年の愛人 クララ・エリーザベト・フォン・プラーテン伯爵夫人

クララは豊かな黒髪の美女だった。
娘をどこかの王族の妾にしようと企む父親の
フィリップ・フォン・マイゼンブーク伯爵に連れられてヨーロッパの宮廷を流れ歩く。
フランスで国王ルイ14世を狙うが、愛人のモンテスパン夫人に蹴落とされる。
イギリスで国王チャールズ2世を狙うが、愛人のルイーズ・ケルアイユに蹴落とされる。
ハノーファー公国でやっとエルンスト・アウグスト公の愛人におさまる。
フランツ・エルンスト・フォン・プラーテンと結婚して
夫を首相の座につけ宮廷を牛耳った。




■母 ゾフィー・フォン・ハノーファー
ボヘミア王フリードリヒ5世&イギリス国王ジェームズ1世の娘エリザベスの娘
1630-1714 28歳結婚 84歳没

母ゾフィーは嫁ゾフィーの父とかつて婚約していたが、
嫁ゾフィーの父は天然痘により美貌が損なわれた母ゾフィーと婚約破棄した上、
長年愛人であったフランス人と貴賤結婚した。
母ゾフィーは元婚約者の弟エルンスト・アウグストと結婚したため、
嫁ゾフィーの叔母に当る。
これらの因縁から嫁姑の関係は悪かった。

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母ゾフィー・フォン・ハノーファーの手紙

持参金毎年10万ターレルというのは魅力的な金額です。
それに美しい花嫁というのも侮れません。
息子ゲオルグにふさわしい嫁を見つけるのは至難の業なのです。
あの子はこの世で一番頭が空っぽで強情です。
脳みその周りの殻はあまりに分厚く、
その中に本当は何がはいっているのか誰にもわかったものではありません。
でも年10万ターレルにはきっと魅力を感じていることでしょう。誰だってそうですもの。

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◆国王ジョージ1世←ゲオルグ・ルートヴィヒ
1660-1727 54歳即位 67歳没

*アン女王に嫡子がなかったので、
ドイツのハノーファー家のゲオルクが国王ジョージ1世として即位。
ハノーヴァー朝の始まりである。
国王ジェームズ1世の曾孫にあたる。

*人種ドイツ人・母語ドイツ語・英語はできなかった。

*ドイツ貴族の例にもれず、オペラ好きでカードなど博打好きであった。
イギリスの政治に興味がなく、頻繁にドイツに帰ったため
議会が強い力を持つに至った。

*オランダからドイツに戻る途中の馬車の中で脳出血で死亡。

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■妻 ゾフィー・ドロテア・フォン・ブラウンシュヴァイク=リューネブルク イトコ結婚
リューネブルク侯ゲオルク・ヴィルヘルムの娘
1666-1726 16歳結婚 60歳没

最も嫌うイトコのジョージとの婚約を知らされたゾフィーは自室にこもって泣き続けた。
夢見る乙女のような幼さがあり冷徹で計算高いジョージとは対照的だった。
16歳で家庭教師を妊娠させたのを始めとして
身近な女性に手をつけ多くの庶子をもうけた。
ゾフィーは絶世の美女として知られたがジョージは彼女に関心を抱くことなく
多くの愛人を持ち妻を顧みなかった。
宮廷では夫の愛人に囲まれ姑にも嫌われ気の休まる暇のない結婚生活だった。

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★ゾフィーの愛人ケーニヒスマルク伯フィリップ・クリフトフ
1665-1694 29歳没
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孤独なゾフィーはケーニヒスマルク伯フィリップ・クリフトフと愛人関係になっていった。
駆け落ちの計画がバレてゾフィーは幽閉された。
愛人ケーニヒスマルク伯は後に遺体で発見された。
ゲオルクによる暗殺という噂がヨーロッパ中で公然と囁かれた。
ゾフィーは以後60歳で亡くなるまで半生を超える32年幽閉された。
イギリスの土地を一度も踏むことはなかった。
ジョージ1世の息子ジョージ2世は父が母に行なった仕打ちを決して許さずに成長する。




ジョージ国王がイギリスで人気がなかったのは
英語が話せなかったことと妻への仕打ちに原因があると言われる。
国王が初めてイギリスにやってきたとき王妃ではなく
二人の不細工な愛人を連れてきたことに国民はびっくりした。

ジョージの好みは変わっていて美人を嫌って不細工を好む傾向があった。
彼自身が不細工であるコンプレックスと
母に似た女性を求めると不細工になってしまうという結果である。
事実不細工の母妃は美しい嫁を疎み不細工な愛人たちを可愛がっていた。
二人とも物欲がすさまじくジョージは莫大な生活費を渡していた。


★一人は愛人エーレンガルト・メルジーネ・フォン・デア・シューレンブルク 庶子3人アリ
1667-1743 76歳没

不細工で背の高い女性でカカシというあだ名がついていた。
実はジョージと秘密結婚していた。

物欲がすさまじく、まず自分にケンダル公爵夫人の地位を贈らせたのを皮切りに、
多額の年金・宝石・不動産などを次々とねだった。

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★もう一人は愛人ゾフィー・シャーロッテ・フォン・キールマンセッゲ
1675-1725 50歳没

不細工で異常な肥満体で象とというあだ名がついていた。
実はジョージの父&愛人プラーテン伯爵夫人の庶子=ジョージの異母姉であった。

彼女も物欲がすさまじく、自分にダーリントン伯爵夫人の地位を贈らせたのを皮切りに、
王に会いたがっている貴族に王との面会をセッティングし、
紹介料として500ポンドを取るなどしていた。

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★イギリス人の愛人 アン・ブレント
マクルズヴィーフィールド伯爵夫人の娘、王がイギリスに移住してからの愛人




●ジョージ2世 
次代国王
●ゾフィー・ドロテア 
プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム1世と結婚




●ジョージ2世 次代国王

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●ゾフィー・ドロテア 
1687-1757 70歳没
プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム1世と結婚
1688-1740 52歳没

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by xMUGIx | 2005-02-10 00:00 | イギリス
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