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ステュアート朝

◆国王ジェームズ2世
先代チャールズ2世の弟
1633-1701 52歳即位 67歳没
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父王チャールズ1世処刑後
母妃と子供たちは母の実家フランス王室に身を寄せた。
心情フランス人・宗教カトリック。

王政復古により兄チャールズ1世と共にイギリスに戻ることができた。
陽気な兄の死後即位したが、背が高く浅黒く憂鬱そうな顔つきの王だった。
熱烈なカトリックであったが、ジェームズの死後はプロテスタントである娘たち、
メアリー王女・アン王女が即位するので国民は辛抱した。
ところが後妻との間に男子が生まれてしまい、勝ち目がないと判断したジェームズ2世は
妻と息子を連れてフランスに亡命した。<名誉革命>




■前妻 アン・ハイド 宗教プロテスタント→のちにカトリックに改宗
大臣エドワード・ハイドの娘、実家にはのちにクラレンドン伯爵の称号が与えられる  
1637-1671 23歳結婚 34歳没

ジェームズは姉の女官アンを見初める。
アンは両親のあふれる愛を受けて育ち、明るく気さくな性格だった。
ジェームズは平民にすぎないアンに愛人となるように迫ったがアンは承知しなかった。
アンが妊娠するとジェームズは躊躇したが
兄チャールズ2世から自分を棚に上げて「約束した以上は守れ」と言われて結婚をした。
案外放蕩王チャールズ2世も結婚と浮気ははっきりと区別して
結婚は尊重すべきものというポリシーを持っていたのかもしれない。
夫の不貞に傷つき空虚感を食べることで埋めようとして
太るばかりで次第に気力を失いローソクが燃え尽きるように亡くなった。
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■後妻 メアリー・オブ・モデナ←マリーア・デステ 宗教カトリック 25歳年下
モデナ公アルフォンソ4世・デステの娘
1658-1718 15歳結婚 59歳没

すらりと背が高く黒髪でスタイルの良い15歳であった。
修道女になるつもりだったメアリーは
道楽者で親子ほども年の離れたジェームズとの結婚に躊躇したが
ジェームズは彼女を熱愛した。
メアリーは寛容で夫の放蕩を冷静に受け止めた。

カトリックであるジェームズ夫妻に風当たりが強かった。
そのためフランスへ再亡命し当地で亡くなった。
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●前妻の子 宗教プロテスタント メアリー2世 次代女王
●前妻の子 宗教プロテスタント アン 次々代女王
●後妻の子 宗教カトリック ジェームズ・フランシス・エドワード 通称老僭王
ポーランド王族マリア・クレメンティナ・ソビエスカと結婚




ジェームスが痩せて面相の悪い女性が好みだった。
「罪滅ぼしに神が醜い女を弟にあてがっているのだろう」と兄チャールズ2世は茶化した。
さらに人々は言った。
「チャールズはグルメ(美食家)だがジェームズはグルマン(大食家)だ」


★愛人 ジェイン・ミドゥルタン
1645-1692
サー・ロバート・ニーダムの娘/チャールズ・ミドゥルタンの妻




★愛人 ゴドサ・プライス
前妻の女官/サー・ハーバート・プライスの娘




★愛人 レディ・ロバーツ



★愛人マーガレット・デナム
1641-1667 26歳没
詩人サー・ジョン・デナムの妻

夫は27歳も年上だったので、喜んでジェームズの愛人となった。




★愛人 エリザベス・ハミルトン




★愛人アナベラ・チャーチル 庶子4人
1648-1730 82歳没 愛人期間10年
妹アン王妃の女官

長身で顔色の悪い骨と皮だけの女性だったが、
ジェームズはアナベラが狩りで落馬した時に見せた脚線美に魅せられたという。
ジェームズとの間に生まれた4人の庶子を連れて
チャールズ・ゴドフリー大佐と結婚して宮廷を去った。
40年もの幸福な結婚生活を送った。
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★愛人キャサリン・セドリー
1657-1717 60歳没
劇作家でもあるチャールズ・シードリー男爵令嬢、後妻の女官。

彼女は痩せて顔色が悪い上に近視で斜視、知性や機知にも欠け、
しかも奔放で王以外にも愛人がいた。
王の子を3人産んだが、王は自分の子かどうか疑っていた。
ジェームスの死後40歳で軍人ポートモア伯爵デーヴィッド・コーリアと結婚し、
さらに2人の子供を生んだ。
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痩せた女性が好きと言いながら王妃たちは肉感的でよく似てる。
それだから上手くいかなかったのか?
こういう肖像画の書き方が流行だったので似てるだけなのか。
王妃というより愛人のような肖像画ですね。
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by xMUGIx | 2005-02-06 00:00 | イギリス
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