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by xMUGIx
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ボルボン朝

◆国王フェリペ5世
フランス王太子グラン・ドーファンの子/フランス国王ルイ14世の孫
1683-1746 17歳即位 63歳没

カルロス2世の死によりフランスのルイ14世の孫フィリップがフェリペ5世として即位し、
スペイン・ハプスブルク家の全領土を継承した。
すなわちスペイン・ブルボン家の誕生である。

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当時の記録

とても面白い人物で才能と行動力がある。
とても美男子で雰囲気がスペイン風である。
金髪で額が広く目は大きく唇は少し出っ張っている。
生活習慣は模範的であり偉大な王となることが保証される。

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しかし晩年になると、フェリペは精神異常となる。


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当時のフランス貴族の証言

スペインに到着して王を一目見てあまりの驚きに身体の血がすべて凍った。
私の知っているフィリップ様はここにはおられなかった。
まったく面影も残っていない痩せこけた小さな知らない人物だった。
背は曲がりアゴは突き出しまっすぐに歩けず、
言葉は不明瞭であり愚鈍で混乱しているようだった。
服は金の縁取りが取れ、すり切れていた。

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*有名なカストラートのファリネッリは30代で舞台を去った後、フェリペに招かれる。
お抱え歌手としてフェリペの精神安定のために歌を歌い、以降20年スペイン宮廷で過ごした。

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■前妻 マリア・ルイサ・デ・サボヤ←マリア・ルイーザ・ディ・サヴォイア
1688-1714 13歳結婚 26歳没

王はセックス中毒だったが、
敬虔なカトリックだったので妻以外の女性と寝ることはなかった。
しかし、王妃は結核で死を迎えようとしていた。
王は妻が死ねばしばらくセックスなしで過ごさねばならないことをかんがみて、
死が彼女を救うまで瀕死の状態で夫の相手をさせられた。

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■後妻 イサベル・デ・ファルネシオ←エリザベッタ・ファルネーゼ
パルマ公族オドアルド2世の娘
1692-1766 22歳結婚 74歳没

食べることが大好きなイサベルは背が高く太り気味だが
全体としてスタイルが良く知性と支配欲を持った女性だった。
文学、哲学、地理学、天文学、歴史、音楽、絵画を身に付け
イタリア語の他にスペイン語フランス語ラテン語トスカナ語をマスターしていた。
将来パルマ公国を統治する可能性から親がしっかりと帝王学を学ばせたのである。
イサベルがスペインに到着した日からフェリペはたくましいイサベルの虜となった。
物に動じない王妃は宮廷を牛耳っていたうるさいウルシノス夫人を追放し
瞬く間に意志の弱い王を完全に影響下に置いた。

前妻の生んだ息子たちが王位に就いたが次々と亡くなり、
やっと自分の生んだ息子カルロス3世に王位に就いた。
しかしイサベルにも昼夜逆転の現象が出てきた。
窓を開けずいつも暖炉に火を入れていた。
精神状態は悪化の一途をたどり
窒息になりそうな暗い締め切った部屋で亡くなった。

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          頼りにしてるよ、お前
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●前妻の子 ルイス1世 次代国王

●前妻の子 フェルナンド6世 次々代国王

●後妻の子 カルロス3世 次々々代国王

●後妻の子 マリアナ・ビクトリア 
ポルトガル王ジョゼ1世と結婚

●後妻の子 フェリペ 
フランス王女ルイーズ・エリザベートと結婚

●後妻の子 マリア・テレサ 
フランス王太子ルイ・フェルディナンの前妻・本人死別

●後妻の子 ルイス・アントニオ 
アラゴン貴族マリア・テレサ・デ・バリャブリガと貴賤結婚

●後妻の子 マリア・アントニア 
サルデーニャ王ヴィットーリオ・アメデーオ3世と結婚
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by xMUGIx | 2006-01-17 00:00 | スペイン
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